2006-09-20 パビリオン山椒魚 / 冨永昌敬 ライフカードのCMばりに冴えまくりなオダギリジョー、香椎由宇もすごい。 このハッチャケっぷり、松尾スズキ(『恋の門』)にも負けてません! ウィルヘルム・コンラート・レントゲン博士を敬愛してたはずの芳一が、いきなりシチリアの義賊サルバトーレ・ジュリアーノになる。 そういった突拍子も無さは健在で、点と点がさいごまで繋がらないストーリーの仕込み、デタラメ極まりない歴史偽造…これが冨永作品のキモだと思うんですが。 『亀虫』では全篇にまぶされてたそういった技巧が、今回は一発芸的ネタの乱発に陥ってしまってるっつーか…とはいえ笑った! http://www.pavillion.jp/