2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

六本木クロッシング2007:未来への脈動

素通りしてしまったりしなかったり。 そのなかで、田中偉一郎*1「ハト命名」がひどくツボ。 文字通り宛てがわれるハトの名が、ことごとく妙にリアルなのでした。 辻川幸一郎"Like A Rolling Stone"*2も凝視。 それから、できやよい。チェルフィッシュ。 http…

亀は意外と速く泳ぐ / 三木聡

はじめの3カットがかっこよい。目下の三木・ザ・ベスト。 目立たず平凡に暮らすことが任務。そんなスパイ、すばらしいなと思った。 じっさい、さえない人に扮したスパイには何かロマンがあります。 どう見ても上野樹里が主婦には見えないし、クジャクも高校…

図鑑に載ってない虫 / 三木聡

"乞食の巣"は、さすがにやりすぎじゃないですか。 ジャングルクルーズのインディアン村くらい問題。 松尾さんと同じくらい、終始鯉のぼりを着込んだ岩松了に夢中。 それから緑のゴム人間に。 「鯉を利用して人魚をつくってるんだよ」には感激しました。 http…

イン・ザ・プール / 三木聡

「すでに私がスイミングスーツを履いていることに誰も気付いてはいまい」 そんな上司、嫌だ。 強迫神経症の市川実和子はビョー的だけど、笑うという前に共感してしまった。 松尾スズキの演技って上手い下手で言ったらうまいのかなあと、考えてしまった。 「…

The boy who couldn't stop dreaming / Club 8

5年ぶりの新作。 どう見てもダサダサなジャケも、ちょっとゾッとするメイク*1も 曲を聴き込むほどに似つかわしく感じられてきた。 そして、誰よりも夢見心地に唄うカロリーナ嬢に ボーイは夢を見ることしかできないと断言されようと何の異論もないです。 意…

転々 / 三木聡

東京散歩のきっかけはバラエティ番組のように提示され、ここは興ざめ。 かなりふざけた映画です。しかし擬似家族の場面など、ほっこりさせる。 たしかに散歩に出かけたくなる。 モッサイほうのオダギリジョー、まるで文脈と関係ない岸部一徳はじめ愉快。 小…

サマータイムマシン・ブルース

まったく何も残らなかったけど、やっぱりタイムリープものって単純に面白い。 小気味よいハイテンションっぷり、調子乗りっぷりがループしっ放しの娯楽作。 大学生って設定なのに全員舞台俳優にしか見えないとこがこの映画のミソかも。 ガラクタにしか見えな…

ゆれる / 西川美和

まさかあの侘しい吊り橋だけで物語が進むとは思わなかった。中盤間違いなくまどろんだ。 一番はじめの落下シーンは笑えるくらいチープだ。火サスよりも、ひどい。 しかし、その後かけよる猛のセリフはじめ、本音と偽り行き交う言葉まわしが絶妙。 気付けば判…

間宮兄弟 / 森田芳光

たとえば自らを「間宮兄弟」と名乗ったり、かなり頻繁にごく小さくイラッときた。 だけど、間宮兄弟は一部自分にすごく似てるかもと思った。ツカジ、すばらしい。 演出がビミョーに好きじゃなかったりするけど、 しごとや生活について、プールに浮くくらい軽…

スクリーミング・マスターピース / アリ・アレクサンダー&イルギス・マグヌッソン

内容は期待をだいぶ下回ってた。ちょっと人出過ぎ。 何気に一番印象深かったのは僧侶みたいなヨハン・ヨハンソンたちのシーン*1。 それから、温泉で顔に塩みたいのを塗りたくりインタビューに答えるライター。 この映画で得られたものといえば、ヴァイキング…

Live at FUJI ROCK FESTIVAL '06 / 電気グルーヴ

安さにつられ、見逃した「富士山」めあてで購入したのだけど、 ホントの圧巻はその後の「虹」じゃないか。 懸命に演奏する卓球さんと、一曲ずーっとビーム放ちっぱなしのピエール、 そのふたりとも早朝散歩みたいな出で立ちでノリノリなのがいいと思った。 h…

"Heima" Trailer / Sigur Rós

予告編だけで鳥肌たつのだから、その場に居合わせたなら痙攣しているだろうと思います。 http://www.heima.co.uk/

Tick Tick Boom / The Hives

おバカさと顔のデカさに拍車がかかっている。しかし痛快。 http://www.myspace.com/thehives

My Last Day / Kim Hiorthøy

ノルウェイの貴公子7年ぶりのアルバム。 音のひとつひとつを取り出すと虚しくなるほど淡白で冷たいのに、 まるで大木の下に寝そべり空をあおぐような心地よさがあります。 あきらかに日陰にいるのに、陽だまりの中よりもずっとすべての輪郭がまぶしい。 枝…

Rhubarbidoo / Múm

ひとりの子供が、体を裂いて大きなルバーブに成長するとき、古いルバーブのどれかが住処を離れないといけないのです。 そして、一番年を取ったルバーブが精霊である証の表情を奪われ、ただの茎となって、外の世界に出て行く… (Overture*1の解説より) *1:ht…