2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
カリフォルニアの砂漠を疾走する3人のゴーゴー・ガール。 行きずりで出会った若い男を空手チョップで殺してしまい、少女を誘拐。 そんなあらすじに惹かれ、すっと観たかったもの。やはり傑作でした。 見事なまでの空手チョップぶり*1。人はあんなヤワではな…
前のめり気味な地団駄踏みアフロビートに乗せて、 例えばビーチボーイズまで遡るロックの酸い甘い歴史がゴッタ煮。 それをかなりノー天気にやってのけてるところが愛らしいです。 "ヴィトン"と"ベネトン"で韻を踏んだりなどする詞の響きも、流暢。 David Byr…
ショーン・ペンの顔をこんなにまじまじと見たのは初めてです。 飛び降りた屋根の下がニセ札偽造団のアジトだった‥とか、 出来すぎた展開がいかにもアレン的で、楽しさ半分興ざめ半分。 月にまたがり登場って発想、すばらしい。
「あの…あそこに異星人だと言う人が」 「通報しろ」 「しますが、裸足で寒そうで…」 そんな心優しいゲデバンと技師マシコフ、いきなり空間移動。 恐るべきソ連映画。しかも、けしてB級とは呼べないアヴァンギャルドさ。
三年ぶり*1のティルマンス。初めてのワコーワークスオブアート*2。 立体的な"Licher"シリーズ。すいぶんテキトーだ。 その浅はかな感想は、作品の至近距離に急接近して後すぐに撤回。 クシャッとなった折れ目は"Freischwimmer"の流線と違わずしなやかで生物…
イスラエルの映画ということすら知らず、何の予備知識もなく観に行った。 しかし、それがよかった。 今までに味わったことのない、不思議で、どこまでも瑞々しい作品でした。 うそっぽい水族館のようなバック。この離別のプロローグからして挑戦的。 見ず知…
沼池に娘突き落として、母逃走。そして失踪。 あのシーンはシュールだが、凄まじいです。 キャストが4行しか流れないエンドロールで、演技の迫真さを改めて感じた。 はじめて出来た友人を沼池に転落させてでも仕事をもぎ取ろうとしかける ロゼッタの姿は物…
自暴自棄になって猟銃まで乱射してしまう始末のジュジー。 米国でのスカーレット・ヨハンソンがつとめて不細工に、 ハンガリーでの彼女が繊細に映されているのは、たぶん半意図的。 母性にトチ狂った母(ナスターシャ・キンスキー)の過去が 祖母の口から明…
Myspaceで聴ける曲が粒ぞろいで、衝動買い。Broken Social Sceneの人プロデュース。 1曲目は間抜けっぷりも、男女の掛け合いも楽しい傑作だが、次の曲からはやくも失速。 彼ら7人衆、魔法がとけたがごとくコーン粒大の小人に逆戻り。 そうなると、チャーム…
限りなくニューオーダーなのは、言わずもがな。話題のパリ発3人組。 ドイツ語みたく硬く陰鬱にうたわれる歌はインテリっぽいのに、 歌詞に耳傾けるとなんともテキトーかつふざけた妄想たっぷり。 なかでも、スカーレット・ヨハンソンへの偏愛っぷりをうたっ…
初・国立美術館。偶々講演をしていた祐成政徳氏の話が面白かった。 風体は胡散臭かったけど。Blinky PalermoやEllsworth Kellyの話。 「注文の多い料理店」やデュシャン「The Creative Act」をまるごと引用する 白井美穂のビデオ作品は、しかしやけに、ちゃ…
怪しい風貌で写ったとくに左に、なぜか惹かれて試聴。 ジャケの近寄りがたさとは裏腹に、この上なく人懐っこくて驚いた。 おそらくその理由の半分は、すべて聴き覚えのあるメロディーだからだけど 彼ら、遊び人に見えてかなりのポップ職人。そして独特の音の…
この人のつくる映像楽しいなぁと思ってたのですが、ついにという感じ。 こぢんまりとして極私的な音のはずなのに、何ともポップ。 カレー礼讃のうた「Curry & Mice」が最も気に入った。 Kiiiiiii、日暮愛葉、moOog yamamOTOも参加。 もしや、日本のキム・ヨ…
J-WAVEで流れまくりと思ったら、来日していたのだ…惜しい。 新作*1の日本盤。 Johan Prag*2によるジャケは オリジナルよりも圧倒的に洗練されててカッコイイのだけど、何か不似合い。 彼女達は一見お洒落だが、よく見るとけっこうダサい。 きっとあの一抹の…
なかば小林賢太郎の独壇場。それを田中さんが背後からスタイリッシュに支えてます。 くだらないトラックはとことんくだらないが、 「Record of Records」*1は相当な名作。並々ならぬアイディア。 「サンプラー作文」と併せて、クセになる。それから日本語学…