2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ユキビデオ / YUKI

何度みても、このピカピカ自由さには脱帽。もちろんYUKIのキャラありきだろうけど、スタッフ陣もすごい。 注目のアーティスト目白押し。うむ、ポップで独創的! 「66db」(生意気&teevee graphics*1)の引っ掻いたようなアナログ感。 教習所で演出する児玉…

ひきこもれ / 吉本隆明

「若者たちよ、ひきこもれ」 率直な物言い、鋭い切り口はさすが。 「『偽の厳粛さ』のくだらなさ、いやらしさ、空虚さ。それを、生徒はちゃんと見抜いています。 だから感受性が強くて鋭い子どもほど学校が嫌になる。病的な理由で不登校である子は少ないので…

アフリカ的段階について / 吉本隆明

図書館で借りたのだけど、本人のサイン入り。 上の対談集とこれ発行年が同じなのだけど、どちらも前年の土肥海岸での瀕死体験について触れてる。 本人はケロッとしていて、修善寺の大患になぞらえたりしてて興味ぶかい。

吉本隆明×吉本ばなな

「藤子不二雄が好きなのか手塚治虫が好きなのか、それによって作風は分かれると思うんですけど(笑)… 藤子不二雄の作品の中には、とりあえず人間は出てこないでしょ?」(ばなな) 「あのねえ、おれの感想はねえ、君の作品のひとつの特徴は、 人間を書いてる…

よしもと 三点。

Son / Juana Molina

どこかの海から流れ着いた貝殻をひろって耳をすます。 すると聴こえる、あらゆる土地の匂いが詰まった響き。 アルゼンチンの歌姫、Dominoより。いままでより散漫な印象もあるけど、よりカラフルになって、とゆうか宇宙的になって。 高橋幸宏との共演*1もたの…

銀座ジャポネ

横綱とか理事長とか、いつかは注文してみたいですね。 さすがはロメスパの王様、おそろしいまでの大盛り美学。 http://www.ousaru.com/japone/

リフレクション / 畠山美由紀

茜空にのびる雲のような、真綿のようにふんわり透き通った声。 極上のメロディと、その雲の切れ間を流れてく爽やかな風。 「クレマチスよ」「小岩井讃歌」とか、歌詞もなかなか良くって、ながく愛せそう。 http://www.rhythmzone.net/hatakeyama/

はじめてのやのあきこ / 矢野顕子

「中央線」はThe BOOMのオリジナル超えたんじゃないかってくらいの切なさ。 YUKIと忌野清志郎のアキコ節炸裂の瞬間にはちょっと笑っちゃいました。 ラストは上原ひろみとのWピアノっ。 http://www.akikoyano.com/special/

Lover Album / clammbon

スーパーバター犬とかフィッシュマンズとか、いっぱいカヴァー。 最近の郁子さんのソロ好きなじぶんには、クラムボンのサウンド、ちょっと硬すぎに感じちゃう。 ぜいたく言うなら、ソロで聴きたかったなぁ。 真心の「サマーヌード」、岡村靖幸「カルアミルク…

数珠 つなぎ。

Drowning in a Sea of Love / Nathan Fake

Boards of Canadaオモチャにしたみたいな以外の何物でもないような…。 人気の爽やかボーイだけど、自分にはあんまし心に響かぬフェイクっぷり。 http://www.nathanfake.co.uk/

Notes and the Like / Ms. John Soda

ウィスパー・ボイスばかりがMorr Musicじゃーありません。 「No. One」のワイルドなビートと、キュルンとした電子音のかけ合いのかっこいいコト。弦楽器も活躍。 http://www.msjohnsoda.de/

ねぇさん ソーダ。

On the Rocks! / Ego-Wrappin'

七変化な中納さんの歌声の、勝利。 巧みにして奔放な「天国と白いピエロ」、嫌われ松子風(?)な「The Ruling Class」がとくに良い。 ラスト「inner bell」は女声版「Eureka」とでも言うべき珠玉の一曲。 東京キネマ倶楽部での恒例ライブが気になってたりしま…

BOYCOTT RHYTHM MACHINE / VA

「ジャズの魔法使いによる、夢の響宴。」 こんなにジャジーでクールな渋さ知らズ、聴いたことない。 こんなにギトギトじゃなく、ズタズタにカットアップされてくDCPRGも。 Vincent Atmicusは、とっても物語仕立て。 第II弾も、とっても楽しみ。http://www.la…

「そうだ、村上さんに聞いてみよう」

ああ、なるほどなというキャラクター、音楽狂ぷりなどがうかがえ、面白い。 一番のヒットは、ビートルズの「ノルウェイの森」の新説について、と 「大疑問13:スピーカーはJBL一本槍なの?」へのレスポンス。

演技は道具だ / 宮沢章夫

よりみちパン!セ*1より。 「不自由な、かたいからだをぐいっと動かしたときに、きしむ音。それこそが表現というもの」。 そしてそして、児童向ながらすげいこと書かれてます。 俳優は、「構築」が解体され、「ポストモダニズム」へ、「脱構築」へと思考され…

友よ、答えは風のなかにある。

奥山順市のアナーキー・フィルム・フェスティバル

生意気*1とのトーク目当てで行ってきました。 (生意気、原美術館の中庭にある作品が好き。) 実験映画っていうより、フィルムによる、ぶっとんだ実験。 「映像は暴力だ」って言葉を、両側から考えさせられた。 そもそも、退屈だとか面白いかとかって次元で…

ロマンチック街道 ブルーバード / キリンジ

あらまあ、4つ打ちニューキリンジ。 ずいぶんスペイシーで一聴したかぎり異空間だったけど、帯のコピーが笑えます。 「ダンサブルなビートに眩いばかりのシンセサイザー、叙情的なストリングス、そしてアンニュイかつクールなボーカルが一体となって 心と体…

かなしい ExpLosion / Jim O'Rourke&坂田明

ジムがかつて聴いたことないくらい、奔放でクレイジー。 これはおそろしく、カッコいいです。 敬愛する坂田明と刺激し共鳴し合うように、 野獣か千手観音にでもギター握らせたんじゃないかってくらい多様でアグレッシブ。 「ギタリストとしての乱脈なまでの…

Bloomy Girls / Takagi Masakatsu

やったねサイン付き。 美術館でしか発表されてなかった「Bloomy Girls」*1が、やっぱり一番好き。 うねりとくねり。音の粒と色彩の波。 アートブックとしてはあまり内容濃くないなって思ってしまったけど、 いままでの作品リストやバイオグラフィがまとめら…

追悼 今村昌平

阿部和重さんの公式HP*1に、今村監督の追悼文が掲載されてます。 日本映画学校の創設者とは。知らなんだー。 *1:http://www.sin-semillas.com/

Rather Ripped / Sonic Youth

またまた新境地! 随分メロディアスになっちゃって…ってさいしょは違和感あったんだけど、 聴き込むごとに中毒性帯びてきて。もう、止められない。 たしかにキャッチーで、ときに爽快感さえ漂うけど、果敢にチャレンジしてるとこがさすが。 高揚感煽るギター…