2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Hello Everything / Squarepusher

3曲目までの流れと、「The Modern Bass Guiter」が好き。 変態的でさえある脅威の高速ベースは、相変わらず突き抜けてます。 だけど全体的には今までないくらいソフトで、よくも悪くも聴きやすし。 鬼のように攻めまくるまるで剣山みたいな尖り具合は薄まっ…

Peel Session / Múm

Fat Catで、12月に出るムームの初ライブ盤から3曲聴けます。 3年前の]]リキッドルーム[[*1が甦りつつ、 ずいぶんオープンにエキゾチックになった模様。 http://fat-cat.co.uk/fatcat/release.php?id=213 *1:http://www.youtube.com/watch?v=evcdEFjO0NY

Bottoms Of Barrels / Tilly and the Wall

「Sing Songs Along」の、半音下がって半音上がる みたいな哀愁サウンドの雛形にずぼっッとハマってしまった。 最近こういったアホなくらい底抜けに楽しげなやつに弱いんです。 タップダンサーたちがジャンボリー。 http://www.tillyandthewall.com/ http://…

The Soft Bulletin / The Flaming Lips

フレーミング・リップスのCDって、よくペンキが飛び散ったみたいな液体が描かれてるけど、 彼らの音楽が発射するビームってけっしてマヨネーズのようにベトベト高カロリーじゃなくて、 例えばケチャップとかドレッシング。さらりとしていながらネトネト、…

Camoufleur / Gastr Del Sol

ひさびさに聴いたのだけど、やっぱり名作。沁みる。溶ける。控えめな金ぴかミュージック。 どう考えたってテキトーに付けたとしか思えない思わせぶりな曲名たち。だのに、 ただ繰り返される奇麗なアルペジオや鍵盤聴いてると意味が生まれてくるんだな。 とく…

In Circles / Tara Jane O'Neil

とくに個性的な音には聴こえないし、むしろ古風な響きをもってるんだけど 耳をすませてると浮かび上がってくる、]]黄金比[[を秘めた巻き貝のような模様。 ひとりで演奏して多重録音したものってシンプルになりがちなのに、 彼女のうしろに小さなオーケストラ…

Slow Days / The Year Of

最近「ロックづいてる」らしいmorr musicから、意外なウィーン即興勢のリリース。 ルー・リードばりにセクシーな声に乗せ、いい具合に湿ったアンサンブルが歌う。 叙情たっぷりの美声は、おっさんと言うよりちょっとお転婆なおじちゃまのそれ。 サックスも絡…

おーる そくーろふ。

新文芸坐のソクーロフナイトにて。 ファザー、サン(2003) モレク神(1999) マザー、サン(1997) ロシアン・エレジー(1993) ロシア映画における父親ってのはホント興味深い。入りのシーンからかなりキケンかと思いきや、 始終上半身裸の、帝王みたいに…

タルコフスキー 2作。

ノスタルジア(1983) 僕の村は戦場だった(1962) 人物の配置が、まさに絵画的。たまに止まってるんだか死んでるんだかわからなくなる。 宗教色濃く停滞感あふれる映画がぐんと動きだすのが狂人ドメニコの演説のシーンで、ここが一番好き。 マルクス・アウ…

Love & Other Planets / Adem

Fridgeのベーシスト、アーデムさんのソロ。 聴き込んでも払拭しきれない眠たさは、トムヨークをダミ声にした、みたいなちょっと無骨な声のせい? 曲自体も、なんだか歯車が心なしかずれた装置みたいに楽器どうしがゴツゴツしてる…。 あれ、でも一曲ずつ小分…

SONY BRAVIA PAINT

こんなステキなCMが日本じゃ流れないなんて、もったいない。 というか、流してほしい。 とりあえず、ほんとガキンときてダウンロードしちゃいました。 http://www.bravia-advert.com/paint/thead/ http://www.bravia-advert.com/balls/

Kellogg's 100

菜食主義者のケロッグ兄弟の会社は、今年で100周年。 そんな100年の歴史をギャラリーでふり返ってみましょう。 あのトラの、とかあのコケッコーのとかって言って買い物かごにこう、放り込んでたな。 ちなみにあのノワトリの名は「コーネリアス」というんだそ…

The Heartbreak Moment

両腕タトゥーことマーク・ビアンキ君たちの新バンドだそう。 Her Space Holiday+Joseph Nothing+Piana=The Heartbreak Moment。 なんか、ohanaみたい笑。 いかにも、なつくりだけど至福そうだからまあいっかー、なPVはこちら。 http://www.youtube.com/wa…

Smalltown Supersound Japan Tour 2006

そんな彼ら「小さな町」がやってくる。 http://www.smalltownsupersound.com/v1/index2.htm

Toy / Toy

キム・ヨーソイのお墨付トイトロニカ。けして芸が細かいとは言えないけど、 いらっとさえするような可愛らしさも混じった、小さなドラマの連続。 ときどきジェリーを追いかけるトムになれたり、回転木馬に乗れたりします。 http://www.juno.co.uk/ppps/produ…

金曜日の砂糖ちゃん / 酒井駒子

ひさびさに、絵本の衝動買い。WEGのジャケで知った酒井駒子さん。 「ちょっと変わった名前でしょう。でも良い名前です。女の子らしくて」 少年が主人公の「草のオルガン」のはなしはもっと好きだ。 「つまらないことがあったから、知らない道をとおって帰る…

READYMADE SCREEN TEST

本日より、スタートしました。毎日更新、超短編シネマ。 小西康陽好きも、小西さんぽい人も、カアリイ好きも廣瀬社長マニアも。お見逃しなく。 http://www.columbia-readymade.com/news/

Absencen / Kammerflimmer Kollektief

まず単純に、カッコよいです。間違いなく、抜きん出た存在。 洗っても洗っても完全には払拭できない、指紋や手垢、皮膚の油分。 あるいはあまりにも人間くさい(らしい)穢れや美や、破壊的衝動。 そういった類の痕跡がガラス窓にこびり付いていて。その曇り…

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

ボンとかって言ってシャッター切る真似をしたり、写真を一枚一枚紹介する当時94のブレッソン爺が可愛らしかった。 でも、そのまなざしのなかには確かに凛とした厳しさも含まれていて。 写真や映画の上でその被写体がずっと生き続けていられるのは、カメラと…

Into the Blue Again / The Album Leaf

一聴、ものすごく物足りないと思った。美しすぎてコワいってのでもない。 たぶん前作に比べればずっとこじんまりとしていて、環境音楽みたい? でも、真っ暗い都下室から聴こえてきそうな静けさを讃えてる。 とにかく、とてもとてもさりげないアルバムです。…

悪魔とダニエル・ジョンストン

でっかいダダッ子。そんな形容詞がよく似合っちゃうダニエルおじさんの、狂気と愛らしさ満載の映画。 このドキュメンタリーが稀有なのは、回想される出来事が、ことごとく当時の映像とか音声で描かれてるって点。 それは実際おどろくべきことなんだけど、ダ…

太陽 / アレクサンドル・ソクーロフ

乗っけから、パイと刺身(?)をおなじ皿で食している天皇ヒロヒトが映し出されて肩すかしを食らう。 そこから淡々と、昭和天皇のプライヴェートが描かれてく。イッセーさん、あんたすごいよ。 前半の重苦しい密室劇とシンメトリーを成すように、この映画は70分…

Little Darla Has a Treat for You, v.24 / V.A.

さながら、もぎ立ての果実をまぜまぜしたミックスジュース。Darlaレコードのコンピ。 すべてが良質かどうかは別として、どれもステキな音が多いです。 やっぱりI am Robot and Proud、Epic45、Manualは際立ってる。フォーキーな歌ものもゴッツリいい。 http:…

The Loon / Tapes’n Tapes

ポストCYHSYとの呼び声も高いミネアポリスの4人組。オルタナ・パンク・ブルーズ・民族音楽… あらゆる渦のなかからグルグル竜巻のようにやって来ては去ってく潔い展開はなかなかです。 天性の一貫性のなさみたいなものでハイヴスばりなダサカッコ良さを醸し…

Dreams / The Whitest Boy Alive

ノルウェイのAボーイことErlend Øye君がメガネ外して始動させたバンド。 すずしい顔してなかなか面白い音出してる。ちょっぴりエキセントリックで、 ゆるいのに尖ってるというか…サランラップの刃くらいなチクチクさ加減。 人肌ほどに生温かく、脳内ダンサ…