2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

愛のむきだし / 園子温 監督

日々懺悔を強要する神父の父親のために"罪作り"をはじめ 盗撮マスターになってゆくユウ。マリアに恋におちる。 そのバカバカしい筋が、すごい強度と速度で展開されてく カッコよさ。 すさまじい映画をみている、という興奮が 大団円まで途絶えなかった。終演…

The High Llamas@町田簗田寺

Sold Outのなか無理言って入れていただきました。 前座のadvantage Lucyを、メンバーも法事に参じた親戚のように見守ってた。 境内の庭でドラムのロブとストーブにあたる。 ショーンの靴下、穴があいてた(そう) それらの光景が穏やかで、とっても微笑まし…

歩いても 歩いても / 是枝裕和

樹木希林が樹木希林として、阿部寛が阿部寛としてでてくる。 でも、たまにちゃんと家族っぽいホームドラマ。 母が躍起になって蝶を追う夜、父は悲痛な思いで救急隊員に物申す。 墓参りにと坂を上る、母と子、母と子。 いつでも2つ対になって描かれる、形式…

イマジネーション 視覚と知覚を超える旅

いろんな仕掛けをのぞけるのだが、 ショーケースにいちいち白粉がついてて可笑しかった。 めあての牧野貴《still in cosmos》は、残念、無感動だった。 15分間ちゃんとみたけど。音楽は恐山。 宇川直宏の幻影装置(ミッキー)がポップで気に入った。 プラ…

ロルナの祈り / ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

ダルデンヌ兄弟の映画に出てくる女性は なんでいつもこう、強がりで無愛想なのかと思う。 稀に浮かべる満面の笑みをみて、その理由を思い出すのだが 再び仏頂面がつづくと、ああ可愛げがないと気が滅入ってしまう。 しかし見終わった後は必ず愛おしい。厳格…

Noble Beast / Andrew Bird

限定盤は高貴なクワガタ仕様。 劇仕立てで凝っていてハイブリッドな この人の音楽性は言葉にしがたいけど、まさにアンドリューでバードという感じ。 これでもかというほどフィドルと口笛がうたってます。 口笛に至っては、テルミンのごとくなめらか。 すべて…

Peter Bjorn and John - Nothing To Worry About

モノすっごいの一言。 とくにケータイしてる妻?の姉さんがアツイっす。

Merriweather Post Pavilion / Animal Collective

"The Soft Bulletin"に匹敵するピカピカっぷり。 彼らのもてはやされ方には疑問があったけど、こりゃ傑作だわ。 とろーりアボカド ミンチにして、踊り乱れる群衆の顔に塗りたくる。 ダンスミュージックのキックと The Flaming LipsやMercury Revといった先人…

Two Nice Catholic Boys / Loren MazzaCane Connors & Jim O’Rourke

またしても、聴いたことのないギターの轟音の連続。 かならずしも突飛でなく、美しい。 "In Bern"の寂静さを基準におくならば、今作はかなりハードコア。 初めてジグソーで木を切り進めたときに似た快感かんじました。60と40歳のボーイ、果敢。 またしても、…