2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Songs of Instrumental / SAKEROCK

聴けばこの人たちだとすぐわかる哀愁と脳天気さ満載のSAKEくささは変わんないのに、どんどん洗練されていってますね。 ハマケンさんのトロンボーンの歌いっぷりも、もう絶好調で大好きです。和田アキ子もビックリな大物の風格と歌唱力。 1曲目からアルバム…

Mountain Mouton / the konki duet

ジャケだけ見てmorr musicかと思って、音聴いてもあんまり違和感なかったんだけど。 特徴的なのは主張し過ぎなほど目立って弾かれるバイオリン。これがなんとも晩秋っぽくて良い。 キラキラしつつ、激渋インディーロック。鬱陶しくないアンニュイさ。馬力の…

The Headlight Serenade / Triosk

シンバルというよりは鉄製の皿を擦り合せてるかのように乾いてて、限りなく即興ジャズなドラミング。 これが緻密で相当クールなのだが、加えて、満ち潮のごとくじんわりと浸食してくるベースと鍵盤の波。 ポストロックやら何やらと言った鎖に雁字搦めにされ…

ストップ・メイキング・センス / ジョナサン・デミ

日本最終上映だから観るべしってプッシュされて、ユーロスペースにて。 ラジカセ抱えて登場した鳥人間デヴィッド・バーンは、ひとりダチョウみたいに啄みながら歌い出し、 羽ばたいたりクラゲになったり箱男になったり…次々と変幻していく。彼だけじゃなくっ…

In the Fishtank / Tortoise & the Ex

互いが衝突し合うことでむき出しになった、トータスが隠しもってたはずの凶暴性と、EXのクールネス。 わかったようなこと言えば、そんな感じの意外性、絶妙さ。とくに歌モノがカッコイイっす。 パレットナイフで荒々しく塗りたくられたオブジェのごとき油絵…

Apple of his eye りんごの子守唄 / V.A.

赤盤*1はまさにララバイって感じの優しすぎる1枚だったけど、こちらは枯れた味わいまで漂う。 ハナレグミと細野さん。正直その名カヴァー2曲があればもうそれだけで至福で、お腹いっぱい。 ゆえに、どんだけ100%orangeのブックレットに惹かれようともたぶ…

world is so beautiful / Takagi Masakatsu

Carpark*1から再発された2003年作品。 「opus pia」よりも数倍カラフル、「COIEDA」よりは荒削りにして、流暢。 やわらかいデジタルが好きな自分にとっては、いままで見たなかでの最高傑作! 音楽も一等キラキラしてます。こりゃほんとスゲー好き。 *1:http:…

虹の女神 / 熊澤尚人

筋だけ追うと「セカチュー」「いま、会いに」ばりにベタベタなくせに、 観てて恥ずかしくなったり虫酸がはしったり全然しない。口惜しいくらい気に入っちゃいました。 素っ気ないのを装って実際すっごくリアリティーを追求してるかも知れない演技、演出。 そ…

SONGS FOR CHRISTMAS / SUFJAN STEVENS

スフィアンくんの音楽性に関しては何ともビミョーな印象しか無いのですが、 ひとりでクリスマスソングBOX出しちゃう多作っぷりには頭が下がります。 クリスマスはまだ少々遠くに感じる今の季節にぴったりかも。 http://www.asthmatickitty.com/suf_xmas/suf_…

SAKEROCK meets タムくん

この夏野外で出会った二大巨星はらぞくとサケロックだったわけですが。 またまたやってくれました。タムくんによる「インストバンド」のPV。 うん、すばらしくフィットしてるねお互い。 そんなタムくんフィルムもツアーをやるそうです。 http://www.1101.c…

JOYSTREAM / らぞく

この自由気侭なジャムサウンズ、レイドバック感は特筆に値しますよ、たぶん。 ファンクもダブもまったりと、そしてちょっとだけいかがわし気に演っちゃう彼らは すました顔とトボケ声で、哀愁さえ漂わす。ラブだって歌い上げる。ゆけゆけ裸んぼ。 http://www…

はなればなれに / ジャン=リュック・ゴダール

おてんばお嬢さん、アンナ・カリーナが瑞々しい。ルーヴルを激走するギャグ。 よくよく考えたら自分が今までに観てきたおっさんの映画が過剰だってだけで、 多分これが究極的にあなたがやりたいことなんだね、とも思った。 中盤にドシッと置かれた名シーンふ…

さすらい / ヴィム・ヴェンダース

ワーゲンぶっ放して川に突っ込むシーン。戯れ影絵。爆走サイドカー。 この3シーン観れただけでも帰ってもいいやって思ったくらい。ロードムービーとしては「パリ、テキサス」以上かも。 色んな要素が詰め込まれてて、ちょっと欲張り過ぎなんだが(よく考え…

まわり道 / ヴィム・ヴェンダース

ガラス窓をパキンと割る入りのシーンがいい。 「無職で何が悪い。カタギの人間なんてカタツムリの干物だ」 そして、切符のお礼と称していきなり逆立ちしちゃうミニョンが可憐すぎです。 (ナスターシャ・キンスキーだった。) 役者を単体でとらえるカットが…

DEERHOOF

Apple O'(2003) Milk Man(2004) The Runners Four(2005) Blonde Redheadを奔放に、ノー天気にした感じ。ちょっとガサツだけど、結構好き。 ヨラテンゴが言うように、ロックの伝統を受け継いでいて 例えばビートルズから未来までの時間をロールケーキの…

NUNKI / カヒミ・カリィ

大友良英、ジム・オルーク、ヤン富田。]]小山田君[[もギターで参加。 その意味じゃどうしても1曲ごと独立して聴こえちゃうんだけど、 間違いないのは、そこがカヒミさんの支配する静謐にしてデッカい王国だってこと。 じっさい一番小さな音で発せられてるは…

Superchunk

No Pocky for Kitty (1991) On the Mouth (1993) Here's Where the Strings Come In (1995) Indoor Living (1997) 未聴のアルバムを埋めるようにごっそりレンタル。 どれ聴いてもあんまし変わんないけど、このバンドに限ってはそのことがすばらしいんだなあ。

yanokami

HPで、yanokami(=矢野顕子+レイ・ハラカミ)の曲がきけます。 ]]ハラカミ[[さんのだす、粘性を帯びた雨粒みたいなやさしい不協和音が 音符に重なってく感じがグッときた。アルバムとか出ないかなあ。 http://www.yanokami.com/

Be Still Please / Portastatic

ブルース・スプリングスティーンすら引き合いに出されてる新作。 少年みたいなハスキーヴォイスはそのままに、アレンジはざっくり渋め。ヴィンテージの風格さえ漂ってる。 沖にうち上げられたマネキンみたいなマックさんですが、そんな老いとか疲れなんかま…