まわり道 / ヴィム・ヴェンダース



ガラス窓をパキンと割る入りのシーンがいい。
「無職で何が悪い。カタギの人間なんてカタツムリの干物だ」
そして、切符のお礼と称していきなり逆立ちしちゃうミニョンが可憐すぎです。
ナスターシャ・キンスキーだった。)
役者を単体でとらえるカットが多用され、一緒に旅しているのにみんな孤独だ。


ウィルヘルムは作家志望だし、内容的には「伊豆の踊り子」に似てる気もする。
この作品で一番大人だったのは、もの言わぬ芸子の少女ミニョンかも知れない。
放浪詩人との出会いは、どこか「ウィークエンド」のせむし男を彷彿とさせた。


http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11660/