僕のピアノコンチェルト / フレディ・M・ムーラー



優雅で退屈なサクセスストーリーかと思いきや、ときを追って面白くなる。
天才の苦悩を描いた映画はあれど、この映画じたい
ヴィトスという天才児に弄ばれていくつくりになっているところが面白い。
まんまとこの神童/悪ガキにだまされました。


それから、ブルーノ・ガンツなしにはここまで引き込まれなかったと思う。名優。
帽子を川向こうへ投げる場面は名シーン。
「決心がつかなければ 大事なものを手放してみろ」
孫との約束を、永遠でなく自分が死ぬまでと契ったのもいい。


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