TOKYO! [インテリア・デザイン] / ミシェル・ゴンドリー
木になってしまう話だから、もっと惨めなのを予想してたけども
あの清々しい悟りのラストには、やられました。
ひとりスタンディングオベーション。なんてかわいらしい椅子。
アキラとヒロコ。すごくわざとらしい喋り方をするふたりのキャラを
いつしかとても愛おしく感じていた。
スモークマシンとか必死に運搬するヒロコが一等かわいらしかった。
アキラ作の映画も、ヒトによるウサギ出産シーンなどシュールで楽しい。
「勿体無い。志が低いのね」
「私には夢とか志がないっていうけど、私だって絵や写真も好きだし、本もいっぱい読むもん!」
「それは趣味であって志じゃないよ」
彼らのやりとりのなかにはどきりとするセリフが多々あって
観た後も、ドアノブにかかったハンガーみたいに頭にぶら下がりっぱなし。