赤い風船・白い馬 / アルベール・ラモリス



最終日のシネスイッチにて(満員)。
「赤い風船」は1956年のパルム・ドール

"この先映画がつくられる必要を感じない"と言った
ホンマタカシほどの感動はなかったが、心にのこる。


ラストの無数の風船シーンは歴としてキレイだけど、
パスカル少年が傘をわたり歩く冒頭が好きだ。


「白い馬」はとにかく馬が、きもちわるいくらいにリアル。
美しい馬にはこの上ない動物愛をみせる美少年フォルコの、
小動物に対する野蛮な仕打ちにはひどく傷ついた。
作風は幻想的でありながら、リアリズム。


数分にわたる馬どうしの格闘シーンは見もの。
まるでカンガルーのボクシング。一番の名優は馬その人。


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