僕らのミライへ逆回転 / ミシェル・ゴンドリー



たしかに君の頭はパエリアだ。
とにかく、ジャック・ブラックがサイコー。
彼が苔色になり、ロボコップになりする度に笑いが絶えない。


ドリーミンな作風はどこへやら、今回はどこまでもダサダサだ。
ラクタの魅力。段ボールで「2001年宇宙の旅」をリメイクするとは!


はじまりは「ギター弾きの恋」、終わりはまるで「ニュー・シネマ・パラダイス」。
名作を次々パロディしてく作中の彼ら同様、映画愛でホクホクしてる。
とくに中盤、ジェリーが「ライオンキング」の魅力について、
この時ばかりは神妙に、パブの客と熱っぽく語り合うシーンがいい。
しかも「ライオンキング」のリメイクは一等デキがわるい。
つまりちょうど、インドのディズニーランドのような魅力の映画。


ベタなラストも、あれがハリウッドの大金で作られたものだったなら、
嘲笑こそすれ涙なんて流れなかったろう。もう一度みたいっす。


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