人生に乾杯! / ガーボル・ロホニ 監督



じいさんすごいよ、と諸手を上げて応援したくなる。
そういう映画かと思ったけど、意外とそうでもなかった。
警察は献身的なほどドジだし、老人は老人にちがいない。
むしろ功績はトカレフと、チャイカにあり。
もっと壮大に犯罪してほしいのだけど、いちいち矮小なコミュニティでのできごと。


鉱山の急斜面をえらい馬力でのぼりゆくシーンは、面白い。
(滑りおちる追っ手。)
じいさん一番輝いてると感じたのは、無人の銀行に押し入った時。
ブロークン・フラワーズ」同様、やっぱり老いた人のお話。
となりで見てた老紳士、涙してた。


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