ワイルド・アット・ハート / デヴィッド・リンチ 監督



やがてポップなリンチ・ワールド。
ケイジ観を覆された作品でもある。


出所を待ちわびてたガールフレンド(ローラ・ダーン)に向かい
「ピーナーッツッ!」と駆け寄るシーンなんて、圧倒的にダサかっこいい!
ヘビ革のジャケットだし。


ケイジのマッテョイズムのためか、ダーンの雄々しい顔のためか
はげしい性描写が妙にセクシャルじゃない。
夫を火だるまにした自分の保身のために、娘の彼氏に殺し屋を差し向ける
気狂いの母がすごい。
強迫観念にせまられ、ピンクの口紅を顔中に塗りたくるシーンが最高。