Runner / The Sea and Cake
とっても軽い感触、でも、音量をあげるほどにカッコよく響く。
"Oui"や"One Bedroom"の頃みたいに
エレクトリカルなシュガー・パウダーがまぶされる。
いままでジョンは、バンドごとに叩き分けていた印象があったが
1曲目から、Tortoise的なフレーズが入ってきて驚く。
しかし、あくまでエレガントに、ラウド!
戸棚のなかのグラスはしずかに整って並んでおり
それをかち割ったり、ぐちゃぐちゃにしたりはしない。
そこが、紳士的すぎる気こそすれど。
海とケイク史上もっともフォーキーな"Harbor Bridges"を経て
"New Pattern"では、ネルス・クラインが紛れ込んだかと聴き間違う壊れっぷり。