潜水服は蝶の夢を見る / ジュリアン・シュナーベル



20万回の瞬きでつづられた自伝の映画化。おどろくべき偉業。
右目のウインクだけで、「潜水服」に閉じ込められてもなお
何人もの女性を口説く。おどろくべき伊達男。


美談でもグロテスクでもなく、とくかく軽やか。


「右目が機能していないので縫います」そんな理不尽な言葉をもって
観客全員の目が縫い付けられるシーンは、とても痛かった。

彼に電話ができるのかと呟いて去る電話屋を、軽蔑する周囲を逆に嘲笑し
当の本人は大爆笑するシーンが気に入った。それから海でのシーン。
主題歌が多少雑っぽく使われてるのもいい。


それにしても、監督の風貌*1は気になる。


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