Cloud Happiness / 伊藤ゴロー



仏頂面のジャケには、なにかあるとおもったのだ。
秋のにおいを真空パックしたかのような作品。


多分きっとひどく遠回りになることはわかっているのに、
ちいさな栗を拾い集め、歩くような、愉しさ。
小径に転がった栗々も、
枯山水の小石のごとく、リズミカルにみえてくる。


ショーン・オヘイガンの弾くWurlitzerは、曲にかわいらしさを添えているし、
シルヴェストロフという、ウクライナの作曲家の曲もいたく気に入ってしまった。


http://itogoro.jp/ja/discography/1810