エルミタージュ幻想 / アレクサンドル・ソクーロフ 監督



帝政ロシア史について、あまりに疎いまま臨んでしまったので、感想は留保。
ただ、90分1カットという驚愕のカメラワーク、役者の立ち回りとは裏腹に、
映画の醍醐味が思いの外うすくって、NHKの番組みたい!と思った。
ピョートル大帝女帝エカテリーナ…歴史上の人物と、
今日エルミタージュ美術館を訪れた現代人が何とはなしに行き交う。


ラスト、開け放たれた扉の向こうにひろがる、凍てつく海。
「残念ながら、まわりは海。われわれは、永遠に泳ぎ、永遠に生きるのです」


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