名前のない少年、脚のない少女 / エズミール・フィーリョ 監督



ひさびさに、ミスチョイス…。
主人公が動画サイトでみる映像。
スクリーンで大写しにされたとき、リアリティーは融けてなくなってしまう。
それがとっても悲しかった。


息子とワインを酌み交わす母親。
朝からパンを焼いて待っている祖母。
村じゅうの灯りが消えるとき、発電所で起こるボッという乾いた音…。
断片的な、記憶。


ジングル・ジャングル*1ちゃんが、かわいい。
ネロ・ヨハンさんという人の歌も、沁みる。
けれども、映画にとっては、それ以上でもそれ以下でもない。


リリイ・シュシュのすべて」をもう一度見たいと思った。


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