ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー



それがいつ撮られたものであるか、とか
こんなオシャレな家に住まう「娘」が家族とかくある暮らしを送っている‥
といった生活感すら一切省略されているし、そこに関心がもっていかれない。
この距離感が、フシギだった。


どんなに写真に近づいても、においがしない。
(ファッション写真のような化粧くささもない)
使い古されたもの特有のキズ/痕跡も、ひとつも見当たらない。
それが、床や壁紙でも、ひとでも、森でも・・


かわりに、写真そのものが、もう何年もここに居を構えてきたのだ、
とでもいうような精悍さを秘めてるようにみえた。


"re-construction"で、パラッと開いたページにみつけた一節。
白痴的に明るく東京を撮っていきたい
アフリカに行って、アフリカっぽく撮るのってダサイ
多分アフリカに行っても、東京っぽく撮ってくると思う


http://www.asahi.com/event/homma/