スプリング・ブレイカーズ / ハーモニー・コリン 監督
ハーモニーの新作、というだけで鑑賞。
しかし・・・本当ヒドイ出来、と思います。
「ミスター・ロンリー」を撮った監督とは思えん!
「ガンモ」「ジュリアン」では、リアリティーが宙ぶらりんであることがリアリティー
という逆説が成り立ってた気がするけど
彼女たちは、もはや半分以上オトナであり
故に、単なるピーターパンシンドロームのビッチでしかない。
すべてが空々しく、虚しく、生温い。
妻をビッチ役にするのなら、園子温くらいさせないと!
一方で、責任はすべてジェームズ・フランコ(プッシャー役)にある気も、する。
銀歯の彼は、とっても弱っちくて、発言も浅い。
(あの地を牛耳る黒人ギャングのことを、あいつとはもともとダチだったって言ってるが
明らかに彼の舎弟だったと思う。)