Endless Summer / Fennesz


このダサいジャケが、音盤を一度かけただけで眩しく愛らしく思えてくる。
ロマンチストが置いてったギターのピックでその瓶蓋を空けたら最後、あるはずもないセンチメンタルが滲んできて。
密封された記憶の断片、ノイズを纏った音の粒はもう蜘蛛の糸のように繊細に、ささやくように語りかけてくるんだ。
「日に溶ける」なんて、中上健次みたいな表現使いたくなってしまう1枚です。


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