善き人のためのソナタ / フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督



ジャック・ブラック似のライエ軍曹と
ウォーホールっぽいメガネくんがいい味出してた。
このふたりがいい具合に作品の重厚さをうすめてる。
ライエが書く盗聴の報告書は、冷たさがなく小説的。


音に拘った編集があるわけでもなく、スケールも意外とフツウ。
壁の崩壊を報じる画ではなく、音に感ゆさぶられる。
高慢なシュタージが孤独な男にもどる瞬間も、後日談も
随分さっぱりしていたが、あれぐらいが適切なのかも。


http://www.albatros-film.com/movie/yokihito/